プリティーシリーズ10周年の軌跡
2011年3月、未曾有の大震災によって日本は狂乱状態に陥っていた。
そんな人々の活気が失われていた最中、突如テレビで映し出されたアニメがあった。
「プリティーリズム・オーロラドリーム」
災害特番をすぐに切り上げたテレビ東京は、震災の虚脱感を振り払ってこのアニメの放映を断行した。
プリティーリズムは、タカラトミーとシンソフィアが共同開発したアーケードゲームだった。
優れたキャラデザと斬新な挿入歌のラインナップにより、当時の子供たちは次第にその美しいアニメへ魅了されて行った。
あいら、りずむ、みおん
この3人が織りなすストーリーは、プリズムクイーンの座を目指して協力し合い、たまにはぶつかったりして挫折を味わうビターなものだった。
このアニメが、10年以上も続く「プリティーシリーズ」の原点なのだ。
あれから10年、2011年当時はこんなに続くシリーズになるとは誰も思わなかっただろう…
何回もの改変はあったが、プリリズの意志はプリパラへ引き継がれ、プリパラの意志はプリチャンへ引き継がれた。
そして今年の6月下旬、プリチャンの意志を次ぐ次世代のプリティーシリーズが発表された。
「ワッチャプリマジ!」
プリマジも、美しい伝説を作ってくれることを、私は楽しみにしています…